だらだらしがちな午後を変える!今日からできる簡単な習慣作り
午後の時間を気分よく過ごすために
退職後、午前中は比較的活動的に過ごせていても、午後になるとついソファで過ごす時間が増えたり、何をしようか決められず「なんとなく」時間が過ぎてしまったりすることはありませんでしょうか。
特に予定がない日などは、気がつけば夕方になっていた、ということも珍しくないかもしれません。午後の時間を有効に使うことで、一日の終わりに充実感を得られたり、心身のリフレッシュに繋がったりします。
この記事では、今日からすぐに始められる、特別な準備がいらない簡単な習慣作りの方法をご紹介します。
なぜ午後がだらだらしやすいのでしょうか
午前中の活動の疲れや、午後に「必ずこれをしなければならない」というタスクがないことが、だらだらしてしまう要因の一つかもしれません。また、一日の中で活動のピークが過ぎ、休息モードに入りやすい時間帯ということも考えられます。
しかし、少しの工夫で、午後の時間を活動的な時間に変えることは十分に可能です。無理なく、ご自身のペースでできることから始めてみましょう。
簡単!午後を有効に使うための習慣作りの第一歩
いきなり完璧な計画を立てる必要はありません。まずは「小さな一歩」から始めることが大切です。
ステップ1: 今の午後の過ごし方を「なんとなく」記録してみる
まずは、ご自身の午後の過ごし方を少しだけ観察してみましょう。例えば、午後1時から午後4時頃まで、1時間おきに「何をしているか」をノートに書き出してみるのです。
- 「テレビを見ている」
- 「うとうとしていた」
- 「新聞を読んでいる」
- 「特に何もしていない」
このように、難しく考えずにメモするだけで構いません。これを数日続けてみると、「自分がどんな時にだらだらしてしまうか」「どんなことに時間を使っているか」がぼんやりと見えてきます。
ステップ2: 「ちょい足し」できる目標を見つける
今の過ごし方が分かったら、そこに「ちょい足し」できる小さな目標を一つ見つけてみましょう。
- 今の過ごし方を大きく変える必要はありません。
- 「必ず毎日やらなければ」と気負う必要もありません。
- 特別な道具や場所が必要ないものがお勧めです。
例えば、「いつも午後2時頃にテレビを見ているなら、その前に15分だけ読書をする」「午後3時頃に休憩することが多いなら、休憩前にベランダで5分だけ外の空気を吸う」といったように、今の習慣に少しだけ新しい行動を加えてみるイメージです。
読者の皆様の関心が高い「健康維持」や「趣味の充実」に繋がるような行動も良いかもしれません。簡単なストレッチ、好きな音楽を聴く、気になっている趣味の本を開く、など、ご自身が「これならできそうかな」と思えるものを選んでみてください。
ステップ3: 「この時間になったらこれをやる」と決めてみる
ステップ2で見つけた「ちょい足し」の行動を、「〇時になったらやる」と時間を決めてみましょう。
- 「午後2時になったら、まず15分だけ本を開いてみる」
- 「午後3時になったら、近所の道を10分散歩してみる」
このように、具体的な時間を決めておくことで、行動に移しやすくなります。毎日きっちりその時間でなくても構いません。まずは意識することが第一歩です。
ステップ4: 休憩もしっかりとる
活動的な時間を過ごすことも大切ですが、休憩もまた重要です。無理なく続けるためには、適度な休息が必要です。休憩時間も「ルーティンの一部」として捉え、「〇時になったら一度手を止めて休憩する」と決めておくのも良い方法です。
今日から試せる!簡単なルーティンアイデア集
具体的にどんなことを「ちょい足し」すれば良いか迷う場合は、以下のような簡単なアイデアを参考にしてみてください。どれも、特別な準備なしにすぐに始められるものです。
- 心のリフレッシュ:
- お気に入りの飲み物(お茶など)をゆっくりと味わう(10分程度)
- 静かな場所で好きな音楽やラジオを聴く(15分程度)
- 窓を開けて外の景色を眺めたり、風を感じたりする(5分程度)
- 体のリフレッシュ:
- 椅子に座ったままできる簡単なストレッチや深呼吸をする(10分程度)
- 家の周りを軽く散歩する(10分~20分程度)
- 庭やベランダで植物の手入れをする(時間に合わせて)
- 学び・趣味:
- 新聞や雑誌の気になった記事を読む(10分程度)
- 以前買ったけれど読みきれていない本を数ページ読む(15分程度)
- 手芸や絵など、好きな趣味にほんの少しだけ取り組む(20分程度)
- 身の回りの整理:
- テーブルの上や床など、目につく場所を5分だけ片付ける
- 引き出し一つだけを整理してみる
ご自身の興味や体力に合わせて、一つか二つ選んで試してみましょう。
無理なく続けるためのヒント
新しい習慣は、最初から完璧にこなそうとすると負担に感じてしまうことがあります。
- 完璧を目指さない: できなかった日があっても気にしないことが大切です。「今日は無理だったな」と思ったら、次の日にまた挑戦すれば良いのです。
- できた日を褒める: 小さなことでも、習慣を実行できた日には「よくできたな」とご自身を褒めてあげましょう。
- 疲れているときは休む: 体調が優れない日や、どうしてもやる気が出ない日は、無理せずに休みましょう。継続のためには、体を労わることも重要です。
- たまには違うことをしても良い: 毎日同じことをする必要はありません。たまには違うルーティンを取り入れたり、特別なことをしたりして気分転換することも良いでしょう。
最後に
午後の時間を少しだけ意識して過ごすことは、日々の生活に穏やかな変化をもたらします。「だらだら」していた時間が、気分転換や学び、体のケアなど、ご自身の心と体にとってプラスになる時間へと変わっていくかもしれません。
今日ご紹介した方法は、どれも特別な準備や道具が不要で、すぐに始められるものばかりです。まずは、今日の午後、小さな一歩を試してみませんか。ご自身のペースで、無理なく心地よい習慣を見つけていくことを応援しています。